行ってまいりました。日比谷野外音楽堂。
初めて行った会場だったので、まさか公園の中にあるとは知らず。
しかも、音漏れを聞きに来た人がそこら中にレジャーシートを引いてたむろ。
「ここは花見の会場か」と音漏れの域を越えた人の数に若干の恐怖を覚え、入場列へ。
何分狭い会場なので、入場列も長蛇。
やっと入れたと思ったら、発券されたのはレシートのような紙切れでした。
何だよ、味気ないなとガッカリしていると、手荷物検査の先に宣伝チラシを持ったお兄さんが。
「中に特別チケットが入っています」なんだそのチケット。
席について確認してみると、新曲の歌詞とメンバーの写真の載ったチケットが。
こ、これは・・確かに特別だ・・。
てことで(?)ここから感想に参ります。
会場が狭いから割とどこにいても見えやすい会場だったと思う。
私は左側の後方。
メンバーが登場した瞬間の歓喜。
いつものライブならば、OP映像が流れてみんながそれを見ている間にこそこそ出てきてスタンバイなんてことが多いが。
今回のツアー、特に野音なんかは映像を映し出すようなスペースもないので、軽い足取りで悠々とやってくるメンバーたち。
こんな登場めっちゃ新鮮だ。
あ、ちなみに、野外ライブ初ですワタクシ。
ライブは全体を通してライトの光だけの演出だった。
このシンプルさが個人的にはとてもよかった。
虹色になったり、毒々しい赤一色のステージになったり。
ツアーロゴにもある電球の画が映し出されたり。
いつものライブと違ってハイテクな技術がなくてもこれだけ印象的な演出ができるんだなと。
曲の感想。いつも通り曖昧。
WALTZ。
私のめっちゃ好きな曲。ステージの壁に渦巻きが映し出されて、くるくる回って踊る感じを表現。
桜井さんもステップを踏みながら踊り狂って、声を絞り出す。
足音。
曲前に桜井さんが、「(ステージ上にいるメンバー)僕たちと(観客席の)みんなを合わせて俺らの歌ね」と言ってくれた。
観客も一緒になって歌うことで、CDとは違う足音ができたなぁと思えたのが嬉しかった。
名もなき歌。
先日、某歌番組でスキマスイッチの二人が影響を受けた歌として取りあげていたので、イントロが流れ出した瞬間におお!!と過剰に反応してしまった。
腹の底からワクワクが上がってくるようなメロディーが本当に大好き。
GIFT。これ歌ってほしいなぁと思っていたら本当に歌ってくれたからすごく嬉しかった。
私は、ライブバージョンのこの歌が本当に好きで。
みんなで大合唱するあそこ。すごく気持ちいいし、桜井さんがCDにないアレンジで歌ってくれるのがめちゃめちゃいい。
見たことない人はぜひDVDで確認してほしいぐらい推す。
この曲の光の演出もとっても柔らかくて、心が暖かくなった。
マシンガンをぶっ放せ。
これ生で聞いたの初めてかもしれない。ギラギラしていたころの桜井さんがその場に蘇ったような。たぎった。
通り雨。
「雨が降っても、いつか虹が出ることを願って」
良いことのあとには必ず悪いことがある。ライブという夢の空間にいるにも関わらず、ちょいちょい現実を突き付けてくる桜井さん。それでも、必ず良いことがあるから頑張っていこうねって背中を押してくれるみたいで、とっても勇気が出る。ありがとう。
妄想満月。
この歌の時。JENさんがとにかく可愛い。もうホント愛しい。
あのアナログな演出もすっごい好き。
「犬、JEN」という雑な紹介最高です。
くるみ。
このライブでのバージョン好き。アコーディオンがめっちゃいい味だしてる。
「レコーディングのときは、オーケストラとか女性コーラスとか好きなことができるけど、今日はのこの8人で、CDに足りない音を補いながら弾いていきます」
どうしても歌いたいとメンバーに言って入れた楽曲。
8色の絵の具だけで奏でられた音が優しくて、ボタンの掛け違いも気にならないぐらい素晴らしい世界を見せてくれた。
HERO。
この曲を聞いたとき、ミスチルを好きになったときのことを思い出した。
初めて買ったCDは掌/くるみだが、2枚目に買った曲がこのHERO。
ミスチルを好きになってよかったなぁ。世界が広がったなぁ。って昔を思い出しながら聞いたので、とても懐かし気持ちになった。
この日聞かせてくれた曲は結構コアな曲が多くて、ファンに媚びてない感じがしてすごくよかったなぁと思った。
すべての曲が「虹」という言葉に繋がってそれぞれの色に輝いてた気がする。
ミスチルほどのビッグバンドがあんな小さな会場でなんでやるんだろうおと思ったけど、幸せの詰まった小さな宝箱のような空間を作ることができるんだなぁとミスチルの可能性を改めて知ることができた。
素敵な時間をありがとう。
[0回]
PR